けだもの的レシピ
山椒の実

小粒でひりりと辛い。魚の煮物や、ドレッシングなんかにも重宝するんだよねー。

5月の中旬以降、山椒の実が旬を迎えると、収穫を始める。種が形成されて硬くなる前のほんの僅かなタイミングを逃さないようにね。
GW後位から実を齧って、タイミングをみるのが一番かな。先ずは自宅の樹から。2週後ぐらいに山の山椒を。
因みに、山の山椒は、香り、辛味、痺れ共に絶品で非常に優秀な素材になる。
調理用として、熟す前、種が固くなる前の物を採取して適切な下処理をしておくことで、1年を通じて色々な用途に使えるんです。


材料:山椒の実 100g、塩大匙1、
道具:2L以上沸かせられる鍋、金ザル、洗い桶、受け皿、ジップロック1枚


山椒の実先ずは、収穫してきた山椒の実を房からバラしとる。
ぱなけあ。は、指でちぎり取るけど、一つづつハサミでばらしていくのも良いね。
このとき、実に少し位茎が残っていても問題はない。






山椒の実鍋に2リットル以上の水を沸かし始める。

バラした山椒の実を桶に入れ、流しでよく洗いザルに上げておく。









山椒の実



湯が湧いたら、分量の塩を鍋に入れ、再沸騰したところに、山椒の実を一気に鍋に入れる。







山椒の実 山椒の実150
再度沸騰したら火から下ろし、山椒の実をザルにあげ、桶に水を張りつつ、山椒の実を冷却する。

桶の水を一旦捨てた後、新たに水を桶に張り、ザル毎山椒の実を桶の水に晒す。
30分経ったら、桶の水を更に交換する。

更に30分程水に晒したらザルを桶から上げ、水を切る。
↑ぱなけあ。は痺れが強いのが好きなので、このタイミングになるけど、
  しびれを弱くしたい場合は、好みに合わせ1〜3時間程度水に晒して置けばよいかと。



水切りが終わったら、受け皿の上にザルを置き、ラップしてから、冷蔵庫で一晩冷やす。

すぐ使い切る場合は、そのまま冷蔵庫で保管すれば問題ない。

通年で利用する場合は、
翌朝冷蔵庫から山椒の実を取り出し、ジップロックにいれて、空気を抜きながらチャックしていく。

そのまま冷凍庫に半日ほど置き、一旦取り出したら、ジップロックの上から、山椒の実を優しくもんで、
バラけるようにして更に冷凍保存をすれば、下処理は完了となる。

利用する場合は、解凍せずに冷凍のまま利用出来るので、手軽に便利使いしてみて。
魚の煮付けの隠し味や、昆布の佃煮の隠し味などなど。
ペーストにすると、ヤバイソースができたり。。。山椒ミソにも…


そういえば、山椒の処理をしていると、採りたての実を厚手の靴下に詰めて、石の上でよく叩き潰してから、
流れの少ない川のよどみに入れて、もんだりしていると、魚が浮いてくる。。。
そんな話をお年寄りが話していたのを思い出すんだよなぁ。


<
けだもの的レシピへ             TOPへ