生活だもの
草 木染め

草木染めに挑戦してみた。俺色に染まれっっ!

ヤフオクで購入したカーゴパンツの色が白色と、少々目立つので、思い 切って
染色することにした。

早速google先生に聞いてみると色々な情報がでてきたので、一通り目を通し・・・
・・・んでまぁ、机上で知識積んでもねぇ。つって、とりあえず実践ってことにしました。
ほぼ、ぶっつけ本番ですが、冬場に野外で履くためのパンツなので透明にでもならない限り、
失敗してもいいや!! 位の勢いでのトライです。

まずは、媒染液を作成します。これは、染め付けた色を変色・発色定着させるための液で、
アルミや、銅や、鉄、を酸に溶かした物や、ミョウバン等の化学物質を利用するものが
あるようです。媒染液の種類によって、仕上がる色が色々と変化するのが、魅力ですね。
今回は、濃い目の色を出したいので、木酢鉄水を作成します。
さび釘木作酢鉄
では、赤錆が湧いた金属(釘やカッターの刃等)をペットボトルに入れ、米酢と水を1:1の
割合で注ぎまして、4日間程放置すれば完成です。本来は、木作酢を利用するようですが、
そんなもの、急ごしらえできるわけもなく、代用で米酢を利用した訳です。
2日程すると、結構金属が溶けてだか、細かい泡が沢山発生してきました。多分、キャップを
きっちり締めていたら圧が上がって破裂してたかもしれません(^^; 半空き状態にしておいて
よかったなぁ。。。


次に、染め生地の下処理をします。基本的に草木染めをする場合、羊毛や、絹の
様に、繊維がタンパク質であるほど良く染まり、綿や麻等、セルロースの繊維ではあまり染まらない
ようです。で、今回のパンツは綿100%。そのままでは染まり辛いのでタンパク質を繊維に
含ませて染まりやすくしておきます。
下処理材豆乳漬け
まずは、豆乳1,000mlをバケツに。更に水2,000mlを加えてよく混ぜます。そこにパンツを泳がせます。
よく染みるようにそのまま3〜40分浸けておきます。その後、1分程脱水した後、陰干しで乾燥させます。
乾燥後、3〜4日程放置すれば下処理の完了となります。
こちらも、大豆で呉汁を作って利用するのが正解らしいのですが・・・大豆のストックが無く、
無調整の豆乳を利用してみました。


一週間後、染色作業に移ります。
まずは、染色原料。本当は、ザクロとかタンニンを多く含む素材を使って、黒に近いダークな色合いを
だしたかったのですが、こちらも事前に揃えられず、今回は、自宅にある、枇杷の葉と、樹を利用
して、焦げ茶系の色味にしてみることにしました。
染液作成染液完成
枝と、葉を2kg程ざっくり刻み、10Lの水で、2時間程煮込んでいきます。これで染液の出来上がりです。
本来、ステンとか、ホーローとかの鍋が良いらしいのですが、金銭的に買い揃える余裕もなく
・・・トタンのバケツを利用しました。(^^; どうせ、鉄媒染なんだしね。。。
染色中1回目染色完了
次に染色対象を一旦水に浸した上、軽く脱水してから染液に入れます。染液に入れる前に絞模様とかを
入れたい場合は、その箇所をギュッとしばったりしておきます。
染液に入れたら更に30分間程度煮込みます。煮込み終わったら、軽く脱水しておきます。
媒染原液媒染液
次に、5L程湯を沸かし、作成した媒染源液(2L)とを、ポリバケツ等で混ぜて、媒染液とし、
そこに、染色対象ブツを漬け込みます。漬けた瞬間からみるみる色が変わっていくところが
なんとも楽しいです。けっこう感動しますね。
媒染液漬けこみ中そのまま大凡20分程漬け込んでおきます。
染色2回目
漬け上がったら、軽く絞り、元の染液に浸けて、さらに30分程煮込んでから、6時間程度放置しておきます。
乾燥工程
翌日、流水で染液をよく洗い流したら、絞りを入れた部分も解放して更に洗ぎ、軽く脱水して、
乾燥させれば出来上がりです。
染色前染色後
どんなもんでしょうか?う゛〜ん・・・
まぁ、初めてにしてはなかなか渋い感じに仕上がったかと。こんなもんでしょう♪(苦笑




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