春先、日本蜜蜂の分蜂が始まるとわくわくしちゃうんです。今年こそは!!と気合を入れて早2年 なかなか入居者が決まりません。ま、庭先に置いておくだけだから世話は掛からないんだけどさ。 やっぱ、設置するんだから、ちゃんと入居してもらいたいってのが本音です。 で、今年は、新しい箱を2つ追加するので、ちょちょ〜っと作っちゃいました。 重箱式の日本蜜蜂の巣箱。入居用の3段+増設用の1段を2セット作ってみました。 下段パーツ+中段バーツ(2つ)+上段パーツ+蓋 の1セットを作成する場合 材料:杉野地板(12mm×181mm×1820mm 1枚)、(25mm×181mm×1820mm 2枚)、(25mm×91mm×3000mm 1枚)、 木端(15mm×30mm×50mm 10個)、木棒(10mm×10mm×900mm 2本)、板棒(5mm×25mm×800mm 3本)、 板棒(3mm×25mm×800mm 1本)、35mm×2.0木ねじ(適量)、20mm×2.0木ねじ(適量)、 2mmステンレス針金(300mm×9本)、50mm丁番(2枚)、10mm×2.0木ねじ(適量)、日本蜜蜂蜜蝋(適量)、藁又は模造紙 材料:鋸(手引、丸鋸)、金槌、のみ、ラジオペンチ、針金切り、ガスバーナー、鍋、瓶、刷毛、鉋、3mmドリル 準備工程。カットからはじめます。 @12mm×181mmの野地板を、250mm幅で3枚切り、内1枚を幅70mmと110mmで縦に切りわける。(屋根と床用ね) A25mm×181mmの野地板を、250mm幅で6枚と200mm1枚を罫書いて切りわける。(下段・中段の側面用ね) B25mm×181mmの野地板を、200mm幅で5枚罫書いて切り分ける。(下段・中段の側面用ね) C25mm×91mmの野地板を、250mm幅2枚、200mm2枚の計4枚を罫書いて切り分ける。(上段の側面用っす) D25mm×181mm×200mmの板1枚の底面を両側より50mmの位置に手鋸で8mmの深さまで切り込みを入れ、 切り込みの深さにあわせて、のみで中央部を削り、凹状にする。 (バリ等出ないようにカッターとかで仕上げてもよいかも) E10mm×10mmの木棒を、250mm幅2本、240mm2本の計4本を罫書いて切り分ける。(蓋の側面用っす) F5mm×25mmの棒板を、220mm幅で6本分罫書いて、切り分ける。(蓋内側のスノコ用だよ) G3mm×25mmの棒板を、220mm幅で2本分罫書いて、切り分ける。(蓋内側のスノコ用だよ) 組立工程。 先ずはスノコを作成 @準備Gの部材2本につい て以下のように罫書く 12mm、25mm、9mm、25mm、9mm、25mm、10mm、25mm、9mm、25mm、9mm、25mm、12mm A準備Fの部材6本については、両端50mmに罫書きを入れる。 BAの6本を縦に並行に並べておき、@の2本を横棒として置てみる。この時、Aでけがいた50mmを開けた 状態でセットする。 C縦の6本は、@で罫書いた25mm幅の位置に合わせる。 D其々を10mmの木ねじで固定し、220mm四方のスノコにする。 次に蓋を作成 @12mm×181mm×250mmを1枚、12mm×70mm×250mm1枚、 10mm×10mm×250mm2本、10mm×10mm×240mm2本を用意 A2枚の板を合わせ、250mm四方にし、切れ目のある側面上部左右に 10mm×10mm×250mm2本配置して、20mmの木ねじで固定する。 B更に10mm×10mm×240mmの2本を、固定していない側の側面上部に あわせて20mmの木ねじで固定すると、深さ10mmの箱状になる。 C箱の上面中央辺りに15mm×30mm×50mmの木端を1つ配置し、 20mmの木ねじで固定する。 D中央両サイドに3mmのドリルで穿孔をしておく。蓋固定用のネジ穴ね。 次に中段バーツを作成 @25mm×181mm×250mmを2枚と、25mm×181mm×200mmを 2枚で、250mm四方の中空箱を作成する。(35mm木ねじで固定) ・・・片側3本で固定すれば十分かと。 A200mm板側面の右上端より、左125mm、下80mmの 位置に罫書きをいれ、3mmのドリルで穿孔する。 B250mm板側面の右上端より、左75mm、下80mmと、 左175mm、下80mmの位置に其々罫書きを入れ、3mmのドリルで穿孔する。 Cこのじてんで各対面で同じ位置に3mmの穴が開いている。 Dステン針金を端をレジオペンチでUの字に曲げ、 どこかの面の穴に挿し、反対面の穴から外まで貫通させる。 E根本まで挿すとU字側が側面に引っかかるので、 金槌で叩きこむ。(釘のように刺さるよん。) F反対側もラジオペンチで端を曲げ加工して、トンカチで 打ち込むと、箱の中側に針金が張られる。 G残りの穴についても同様に針金を通すと、3本の針金が 格子を組む形で張られる。これは、巣落ち防止用の針金となる。 次に上段パーツを作成 @利用する板が25mm×91mmとなる以外は基本的に中段パーツと作り方は変らない。あと穿孔位置について、 横は変わらないが、高さは、板の半分位置でよいかと。 ※なぜ上段バーツの高さが低いかというと、初年に採取する蜜の量を制限するためとなっている。 最後に下段パーツを作成 @12mm×181mm×250mmを1枚、12mm×110mm×250mm1枚、25mm×181mm×250mmを2枚と、25mm×181mm× 200mmを2枚で 内1枚は凹状に加工した板を利用する。 A12mm×181mm×250mmの板の181mm側の両端にそって25mm×181mm×250mmを直角にコの字になるように接合する。 B床板の不足部分に12mm×110mm×250mmの板を付け足して接続する。 C25mm×181mm×200mm(凹)を下面して、側板にあわせて底面、側面共にネジ止めする。 (この時点で、前面床が40mm程飛び出している) D25mm×181mm×200mm背面用の板をあわせてみる。左右、上下とも、若干の余裕ができるように鉋で削る。 E背面が外向きに開くように左面に蝶番を付ける。 F背面右面にちょっと外に出っ張るように、15mm×30mm×50mmの木端を付ける。(取手とストッパーね) 仕上げ工程 @各パーツについて、表裏上下満遍なく バーナーを利用して、炙りを入れて、ある程度焦がす。 A藁をひとつかみ束ねて、焦がした面をざっと こすり仕上げとする。 B瓶に蜜蝋を砕き入れ湯煎する。 Cスノコ全面、上段、下段の側面内側に 溶けた蜜蝋を薄く刷毛で塗りこむ。 D下段と中段を接合する。中段左右に木端を半分下に出した形でネジ止めする。 E木端の下段側を軽くネジ止めする。これで、下段と中段が接合される。 F中段の背面側に下に少しはみ出す形で木端をネジ1本で軽く固定する。 (木端を回転できる状態で) これで、下部背面の覗き窓のストッパーにする。 G中段と上段を接合する。下段と接合したのと同じ要領で木端にて連結です。なんとなくバランスを考えて 中段と上段は前面、背面中央で連結しています。(このへんは自分好みで) H上段の上にスノコを(6枚側を下向きに)置いて、蓋をかぶせ、蓋をネジで固定すれば出来上がり。 ※安い素材を利用すると反りや曲がり等によりきっちり仕上げるのは難しいけど、そのへんは多少 大雑把に作っても問題ないかと。、狂いの少ない乾燥無垢板なんか用意したら、いくら掛かるか わからないからね〜〜。 いやぁ、何とか3月半ばには作り終えた。今年は金稜辺の花芽も2株育ってるし、入居率はあがるのでは ないかな。春の繁忙期〜引越し屋さんも不動産屋さんも大忙しなので、是非ぱなけあ不動産をご利用 頂ければうれしいな。 |