工作だもの
携 帯かまど

持ち運べる竃を作ってみます。


事の起こりは、今年のはじめ。。。
買い物ついでについつい炊飯用土釜を購入しちゃったんです。
確か700円位 で。
で、釜ときたら、竈!!となったわけですが、郊外とはいえ
一応は住宅街の一軒家ですので、備え付けの竈などあるわけもなく。。。
どうしたものかなぁ?としばし考えた後だした結論は、とりあえず
Do it yourself!!ってことで簡易かまどでもつくってみるか♪
となったわけです。
↑この辺りの思いつきも、けだもの的ですよね(^^;

かまどといえば、耐火・蓄熱に優れているもの。ネットで漁ると、
粘土質の赤土に藁屑等を混ぜて形成して焼き締める…等となかなか一筋縄
では行かなそうな感じです。しかも、どうせ作成するなら、玄関先や
庭先で利用できるよう携帯性も持たせたいかな。なんて(^^;
・・・さてどうすっか。。。さすがにゼロから作るわけにもいかず、
ふと以前から利用していた七輪に目が止まり・・・・
うん!これだぁ!!と。
直ぐに大きめの七輪を購入して来ました。1730円也。
七輪と工具
さて、ひらめきと直感の思惑通りに加工できるでしょうか・・・

まずは、下部の吸気口についている金具を外します。金具類は、
七輪にピンで打ち込まれているだけなので、ペンチを使うと
簡単に外すことができました。
七輪金具取り外し

次に焚口を作ります。むき出しになった吸気口を中心に、薪を
くべ易い大きさの焚き口を想定して、ペン等で削りとる線を描きます。
15cm程度の薪が入れられるようにしておきました。
・・・このあたりは、フィーリングですね。

あとは線に沿って穴を拡張し、理想的な焚口を削りだします。
削る道具として、ノミと、金槌、鋸等を用意しましたが、
材質が焼き締めた珪藻土なだけに、ノミだけで楽に削り進める
ことができました。
七輪開口削りだし

上手く削り取れたら、下網を置く高さを調整して、小さめの
五徳を設置できるようにしたら完成です。
七輪底網調整七輪底網設置

あとは、転がっていた耐火レンガを焚き口にあわせて、カットして、
燃焼室の蓋を作成しておきました。火力の調整に便利です。
かまど完成写真・・・縦に圧縮されてる・・・

釜を利用するときは、燃焼室を大きくするため、釜にあった
ステンレス制のスカートを履かせます。
かまど利用

これを作成してから、かれこれ半年は利用していますが、
今のところ壊れる事もなく快調に稼働しています。

使い心地はというと、
熱効率も良いらしく、30分程度で美味しいご飯が炊けます。
欲を言えば排煙用の煙突を付けたいですね。
・・・気が向いたらチャレンジしてみますか。



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