本復興では、色々とクエストがあり、それをこなすために相応なスキルを身につけ、JOBチェンジしながら それぞれのクエストをクリアしていくわけでして。第T、U、期を通すと、大工、配管工、土木工、外壁工、 カラス工、等等、まぁ、そんなクエストの軌跡を[スイッチ オン!!」の掛け声とともに、 ちろっと記録しておくとしましょう。 第1のクエスト:くつろぎの浴室復興。 状態: 玄関天井を伝い、浴室の天井材に延焼した模様。 被災範囲: ユニットバス一式が再生不能に。 所管: 天井材が石油製品だったため、延焼後の煙と、熱量が大きくなってしまった要因と思われる。 そのため、階上にあたる部分は構造体も含めある程度炭化が進んでしまった。 復興材料: ・2階根田材 ・筋違材2本 ・目隠し4mmボード(910mm×1820mm×2枚)ベッドの廃材利用 ・間柱(100mm×2730mm×4本) ・ユニットバス(1100mm×1600mm一式) ・ドア廻縁(120mm×4000mm×1本) ・断熱材(455mm×1820mm×100mm×10枚) ・給水、給湯ジョイント金具 ・リモコンコード(10m) 復興: 瓦礫の搬出等、内部を片づけてから最初に取り掛かったのがお風呂場。どうにか直して使いたかった のだが、どうやらアウト!の様で。。。ユニットバスもやむなく搬出。がらんどうになったところを みると、まぁ、良く焼けてること。ってわけで、まずは構造体の補強にとりかかる。 構造体として階上の根田周り、筋違の上部、間柱の上部について炭化が激しかったため、補強修正を 施す。2階根田については、新しい根田材を抱き合わせで固定。十分な強度を確認したのち、煤が 落下しないように、4mmボードを目隠しとして梁の下縁で貼り付ける。 これやるまで、上むきに仕事をしていると煤やら炭やらが落ちてきて目に入り、黒涙が出てくることが しばしば。。。顔も、頭も真っ黒になっていて、洗髪すると、泡が黒くなったりした。 次は側面。炭化の激しい筋違は1本取り換えると共に、間柱については、抱き合わせで固定し、強度をだした。 このときなんだけど、まぁそれなりに良く作ってある注文住宅なんだけど、結構見えない部分での手抜き を発見。筋交いの留め金具が付いてなかったり、大引きのナットが付いてなかったり。。。とりあえず、 発見できた範囲ではちゃんとつけたけど。。。ね。。 補強後、外壁面側に断熱材を貼りつけて、一端修了。 次は、ユニット業者と打ち合わせ後の作業となり、・・・あと支払いのタイミングとかの関係もあり、 復興一期めの後半とすることにした。それまでは、材料入れ、工具置き場として利用することに。 んで、業者との話もつき、日程 がきまると、給湯管、給水管とジョイント金具接続を行う。 最近はこんなワンタッチ金具で取り付ける様だ。。。簡単だけど、金具の単価は相当高い。 唯一焼け残った出窓部分は破損した側面のガラス1枚を貼りなおし、利用できるよう、ユニットバス 業者に開口を依頼。当日はユニットバス設置業者により、すべての設置接続を行ってもらった。 またリモコン設置位置に穿孔をしておいてもらい、後日、給湯リモコンを接続。 最後にドア枠用の廻縁を加工設置して完了。 そして、入居直前に電気屋さんに浴室灯と、換気扇を接続してもらい。利用可能な状態に。 ただね。。。予算の都合上、ひとまわり小さくなってしまったのが悔しい所だ。 プロジェクト用地に設置する風呂はデカイ手作りにしよう・・・ 第2のクエスト:恥じらいの脱衣場復興 状態: ユニットバス天井の火炎から、天井伝いに延焼した模様。 被災範囲: 天井・灯・換気扇・浴室側石膏ボード・壁面クロスが再生不能に。 所管: 天井側からの延焼だったので、高い位置での被害が大きかった。洗面器・洗濯機は、すすけた程度だったが 洗面化粧鏡の上部は一部熱で変形がみられる。また、開き戸枠上部についても一部熱性劣化が認められる。 復旧材料: ・吊り天井骨材用たる木(4000mm×10本) ・壁材プリントべニア(600×2450mm ×8枚) ・天井材ジプトーンボード(910×910mm ×4枚) ・コンパネ(910mm×1820mm×1枚) ・LEDシーリングライト ・クッションフロア(トイレ部の端材) ・巾木(30mm×4000mm×2本)白 ・分配盤 復興: 構造体には損傷はなかったが、 天井骨材は、焼失部分も散見されたので、補強というより、吊り直しを 行う事に。 先ずは作業前に、洗面器・洗濯機の取り外しと移動を行った。水洗金具、アングルバルブも全て外し、 止水金具をつけて、通水出来る状態にした。床面のクッションフロアについては、ちょこっと焦げが あったが、とりあえず、そのまま利用する方向としたので、洗濯機パンははずさないままにした。 これ外すのちょっと骨が折れるからさ。 吊り天井用の骨組を行ったところで、電気屋さんに入ってもらい、配線工事をしてもらう事に。 ここで、導線と、メーター、分配盤、1階消失部分の配線、焼け残った既設配線への接続を してもらう事で、家屋全体の神経系修復が完了。 電気工事後、天井材を貼り付けていったのだが・・・なにせ、全体的に煤けている所に白い天井材を 貼るわけなので、相当注意しても、黒い指紋が付いてしまったりと、たった4枚貼るだけでも、けっこうな 時間がかかってしまった。 次に、壁面のクロスをすべて剥 離し、浴室との境界側壁面については、ボードがへたっていたので、コンパネへ 貼り替えを行ってから、壁材のプリントべニアを貼り付けていった。 クロス風の素材だったため、接続部分はジョイナを利用。 さらに、洗面化粧台で隠れる部分については、壁材を貼らずに済ました。 壁材を貼り終えると、天井縁に巾木をまわして一端完成。 ユニットバスの設置後、浴室開口部にクッションフロアを貼りなおせば復興完了。 四角い部屋なので割と楽に作業ができたと思われる。 最後に入念にクリーニングを施した後、すすけた、洗面器・洗濯機をきれいにしてから、再配置して完成。 第3のクエスト:創作の場キッチン復興 状態: 熱により吊り天井用の吊り材が変質したのと、大量の水により、天井が20mmほどたるんで しまい、吊り戸棚の扉も開かなくなってしまった。 被災範囲: 天井 所管: 直接炎は来ていないものの、煙と熱がすごい勢いで来ていたよう。プラスチック製だった天井吊り具材は、 すべてとろけてねろねろになっていたし、煙での煤け方が非常に濃かった。さらに、高熱により 木材の角あたりは炭化していた。相当な熱量が発生したことがうかがた場所となる。 復興材料: ・吊り天井補強骨材 ・天井材ジプトーンボード(910×910mm ×6枚) ・切縁隠し赤松木材(30mm×10mm×3900mm ×1本) 復興: 被害的には少なかったが、キッ チン内にある器具冷蔵庫やレンジ、整理棚等全てを移設してから 巾木を丁寧に剥がした後、無事な部分(吊り戸棚の手前200mm程度)を残し縁を切ってから、天井ボードを外す。 というか、落とし、骨組みに残ったボードビスも綺麗に外すた後、天井骨組みに天井材貼り付けに適した位置に 補強を入れて、構造体から、木材にて吊り直す。今回は、角材を利用して2階梁から吊るすことにした。 万全の注意をもって、水平になるよう均一に吊り終えたら、新しい天井材を貼っていく。 天井張付け時はいつもそうだが、骨材側か煤けているため、 下手にを動かし、煤を拾ってしまうと、天井ボードに煤がついてしまうので、神経質すぎる程手を綺麗にしながら 貼ることにしていたのだが・・・やはり、ちょっとは、煤がついてしまうものと実感。 綺麗に外した巾木を貼りなおし、既設天井との縁の部分に目隠し用の木材を貼り付けて完成。 ただ、流し台の状態はめちゃめちゃのまま。入居前に大掃除をすれば、また、変わらず料理を創作することが 出来るようになると思われる。。。 そう、この先発3クエストが小手調べみたいなもんで。。。この後のより繊細なクエストに繋がっていくわけなんだけど。 自分で言うのもなんだが、人間追い詰められりゃ、それなりに何でも出来るかも。。。って感じだな。 ってか、こういう方が向いてるのかも。。。 |