案内だもの
日 帰り笠取山ツアー

最初のツアー企画だぁ。


日帰り笠取山ツアー                   2012年8月13日

最初の仕事は、とあるご家庭の夏イベント企画とそのアテンドをしてきました。
 ご要望は・・・
 ・車でアクセス。日帰りで!!!
 ・山歩きがしたい!!
 ・ちょっと面白い物が見たい!!
 ・混んでないところがよい!
 ・温泉に入れるとなおよい!
 ・小学校3年生〜67歳まで!
 ・美味しいご当地料理もたべたいな!
 う〜ん。・・・


まずは、日帰りという事と、参加者の体力を考え、3箇所程山の候補が直ぐに
浮かんだのですが・・・大菩薩嶺、雲取山、とあともう一箇所。。。名前が出てこない(^^;
いやまぁ、かれこれ20年程度前の記憶だしな・・・ようやっと思い出したのが笠取山。
ここなら軽いトレッキングと、最後の頂上までのちょっとした登山気分を味わえて、
分水嶺(ぶんすいれい)や、水干(みずひ)等もあるし、野生動物の形跡等も
よる見れる所なので、丁度要望に沿うかと。たぶん混んではいないし、
下山後ちょっと足を伸ばして温泉にも浸かれるし。
てなわけで、こんなルートで企画立案してみました。

 06:00 出発
 08:30 作場平橋・駐車場着
 09:00 作場平口より入山
 09:50 一休坂分岐着
 10:30 ヤブ沢峠着
 10:50 笠取小屋着
 11:10 分水嶺着
 11:50 笠取山西肩で昼食
 12:30 笠取山登頂
 13:10 水干着
 13:40 笠取小屋
 14:20 ミズナラ林の急坂を経て一休坂着
 14:30 一休坂分岐着
 15:00 作場平口着
 16:30 柳沢峠を越えてほったらかし温泉着
 18:00 ほったらかし温泉出発
 19:00 :小作双葉バイパス店着
 20:00 出発
 23:00 帰宅

最初は企画だけでアテンドの予定はなかったのですが、山には不慣れなのでどうしても
アテンドしてほしいとのことで、当日の別予定を調整してアテンドすることになりました。
で前夜に急ごしらえの装備をします。。。とりあえず、参加者全員で、3日凌げる
程度の携行糧と、ファストエイド、保温アルミ、ロープ、ウインドブレーカー等・・・
あとは自分の野外持ち出しセット。

で迎えた当日です。
06:00
出発。車は、1台で。パーティーは7名となります。ご家族4人+ご両親2人+私。
で、出発そうそう、すき屋で朝食。(^^; まぁ安いですしね。
その後、コンビニで昼食を購入頂き、やっと出発です。
夏場は手作りのお弁当より食中毒等のリスクが少ないんですよ。

新青梅街道をひたすら降り、青梅からは国道411(青梅街道)を奥多摩方面にずんずん進み、
奥多摩湖を抜け丹波山村に。山梨県に入ると国道411は、大菩薩ラインと名前が変わります。
丹波山の道の駅でトイレ休憩をすませて、さらに進み、花魁淵を過ぎた直ぐの辺りで
林道一ノ瀬線へ右折します。この林道沿いには何か所か集落があり、20年前に来た時は
そうとう荒涼とした様子でしたが・・・しばらく林道を進むと集落が見えてきます。
・・・うん、変わってない(^^;

さらに20分程度でしょうか、道なりに進みます。
右手に「作場平口」と書かれた道標と東京都水道局による案内図板がありますので近辺の
駐車スペースに車を止めます。作場平橋の下手右側に車4台程度のスペース、上手左側に
10台程度のスペースがあります。
駐車して、荷物を用意したら登山を開始します。
みなさん、辺りの空気の綺麗さと、涼しさに感動していました。

熊出没
09:15 
いよいよ入山です。さすがに水源林だけあって水性は豊かで、至る所から綺麗な水が
湧いています。そしてとても冷たいです。湧きたての水はとても美味しく飲めますが、
川となって流れている生水はよほどの事がない限り飲むのには向いていません。
鳥獣が多く生息しており、その排泄物から良からぬものに感染してしまう可能性が
ありますので。。。

一休坂分岐
途中、休憩を入れながら50分程度で一休坂分岐に到着です。ここからは、ちょっと
遠回りですが、ヤブ沢を抜けヤブ沢峠を経て笠取小屋を目指します。
一休坂越えは、ちょっとこのパーティーでは登りには適さないと判断して、
下りのルートにしました。暫くは、沢伝いに山道を進み、ヤブ沢峠から小屋までは林道を
進みます。
木霊がでそう
途中、至る所で苔むした岩や樹があり、木霊が出てきそうな雰囲気を醸し出しています。

11:00
予定より10分程度遅れて11:00に笠取小屋に到着です。トイレ休憩をして、最初の目的地
分水嶺に向かいます。さすがに樹もまばらになり、高原の様相となっています。
草原脇の小道を20分程進むと分水嶺に到着します。ここは、多摩川と荒川と富士川に
流れが分かれる分岐点となります。
小高い丘になっていててっぺんに石碑が立っています。
頂上へ
暫く休んで皆の写真を撮影したのち、そろそろと笠取山の山頂に向かいます。
ここからがちょっとだけ登山の気分を味わえるのですがルートの全貌が見渡せる目の前までは、
あまり山頂に続く道を見せたくなかったのですが(^^;
さすがに、分水嶺からは、見えてしまいますね。まぁ、あそこだとは、言いませんでしたが。
(実際早期にルートをみてしまうと怖気づいちゃう事もありますので。)

で、分水嶺からさらに丘を2つ越えるといよいよ山頂へと続く道が目の前に出てきます。
急こう配と高さに圧倒されてしまいますが、けっこう登れるもんです。
30分程度かけて皆問題なく登り切りました。

山梨100名山
山梨百名山の杭が立っていますのでそこで記念撮影。・・・じつは未だ頂上ではないんですが(^^;
ただ、頂上より展望は良いです。この日はちょい雲があり、富士山は見えませんでした。残念。
ここで昼食をとります。コンビニで買ったオニギリを・・・????
ん??・・・
え、え゛???
なんと言いますか・・・お蕎麦を食べている人・・・冷や奴を食べている人・・・
そして〆に赤福を取り出したぁぁ(^^;まぁ、それぞれ美味しく食べれたようで。。
ゴミさえ持ち帰るのであれば何喰っても良いわけですしね。
実際の所、山頂ソバや、山頂ヤッコ、美味しそうでしたし。
運ぶ手間さえ気にしなければぜひやってみると良いかと。
・・・あ〜あ、旦那さん災難だったのね(苦笑

笠取山山頂
昼食後ちょっと休憩していよいよ山頂に向かいます。山頂までは、ちょっとした巌根をよじ
登りますが、実はそれほどきつくはありません。5分程度で笠取山登頂に成功です。
標柱を囲んで記念撮影をします。あ、カメラマンも兼務してます。1953m。皆さん頑張りました。

下りは、東側より下り、水干に向かい降ります。巌根有り、密林有りと、変化に富んだルートです。
20分位で水干に到着。ここは、多摩川の最初の一滴が落ちる所だそうで。
東京湾から、138Kmとの標柱が立っていました。
最初の一滴・・・う〜ん、最近雨が降ってなかったからな(^^;

その後、笠取小屋に戻り、そこからは、ミズナラの小道を通り、一休坂を経て作場平口に戻ります。
ミズナラの小道は、標識にも出ている通り、けっこう急な坂道なので、あまり急がずにゆっくりと
下りました。途中、鹿の糞や、キツネの糞、ムササビの糞、鹿の食害や、熊のマーキング等が有り
ましたので、都度説明していきました。作場平口到着は15:15と、ちょっと予定より遅れましたが、
それなりに楽しい登山ができました。

道程で出会った登山客は5組程度。本当に人も少なく良い山です。しかも水源林で東京都が監理
しているので、登山道等も綺麗に整備されていますし。。。
20年前よりもそこは進んでいました。(笑

15:30
着替え等準備を整えて、ほったらかし温泉に向かいます。林道一ノ瀬線は、そのまま国道411に
繋がっているので、引き返すことなく先に進みます。さらに2〜3の集落を越しますが・・・(^^;
寂しい季節には、あまり行きたくないかもです。

大菩薩ラインで柳沢峠を越え塩山より、国道140号(雁坂道)に出て暫く進みフルーツ公園を
突っ切って山を登ると其処にほったらかし温泉があります。
ちなみに、山の中腹には富士屋ホテルがあり、展望を売りにしていますがそこよりも、
ほったらかし温泉の方が眺めが良いです。
ほったらかし温泉あっちのゆほったらかし温泉眺望
朝は、日の出1時間前よりオープンしていて、朝日に映える富士山を望みながら入浴できます。
夜は、眼下に広がる甲府盆地の夜景を楽しみながら入浴できます。入浴料は700円。
登山で疲れた体に沁みわたります。

入浴後、旦那さんと生ビールを。・・・奥さんが運転達者なので、こっそり、飲んじゃいました。
ってか、唆して一緒に飲んだわけです。。。流石に案内人が抜けがけして飲むのもちょっと
きがひけましたので。。まぁ、飲んだもん勝ちです。(^^;

小作
疲れをほぐした後は、甲州名物の:吝�(ほうとう)の名店へ。小作。有名で県内にチェーン展開も
しています。値段もそこそこでボリューム満点、味もよし!
豚肉ほうとう
今回はブタ肉ほうとうを頂きました。ガツガツ喰らう感じで。
とても美味しかったです。

22:30
帰りは、20号を上り、途中上野原より山越えをして、桧原経由、五日市、あきる野を経て
22:30に帰宅となりました。

普段は独りで山に入ることが多いので、今回はワイワイガヤガヤととても楽しく過ごせました。
同行させて頂いたご家族様も皆さん大層喜んで頂けたので、こちらとしても
やりがいが有りました。今後はこういった企画立案案内も力を入れてやっていければと。

これからの季節だと紅葉シーズンがお勧めですね。



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