猟期開けからなんやかやと忙しくしているうちに
暖かくなり、桜も見ごろを過ぎていました。。。
今年は蕗味噌も作れなかったなぁ。
と、思い返しながら 2月末より抱卵体制に入った
烏骨鶏2羽を慎重にどかし、孵卵場の整備を行い
ました。整備といっても孵卵場の隔離と清掃を
行っただけですが。
そして、仕上げに朝、鶏達が産んでいった卵と
購入してきた雉の有精卵をすり替えてから
孵卵場を解放するとそそくさと、2羽が入って
きて当然のごとく雉卵の抱卵を開始。
1羽の担当が約10個。計20個の孵卵を託しました。
ちなみに、孵卵器を作ったり、市販の物を使って
みたりしましたが、抱卵状態の鶏には、コスト、
手間、孵化率ともに敵わなかったのでこの時期の
孵卵については、烏骨鶏さん達に托卵することに
しているわけです。
ただ、昨年は、孵化後の対応が不味く、生存率を
著しく落としてしまいましたが、今年は
それを踏まえもう少し上手く育てられるように
と、もくろんでいます。
順調であれば、2昼夜後に精子が活性化して受精卵
になり、それから20〜22日経つと孵化することに
なりますので、27日あたりって所ですかね。
さて、14年度の総括と15年度計画、中長期計画の
見直しを開始しますか。
代理母達に托卵してからはや2週間。
順調にいっていればあと10日程度で
孵化となります。
メンテナンスは餌と水を適量置いておくだけ。
ほぼ完璧な温湿度管理と転卵がなされます。
完璧なフランキー・・・孵卵器となります。
その上育皺機能までついていて手間いらず。
素晴らしい限りでございます。
さて、そんなフランキー達の生活リズムをちょっと
紹介。まぁ、ケダモニターで監視しているので、
そちらを見てもらえば良いだけですが・・・
朝〜目覚めてますが、特に動かず。偶に転卵の為
おなかに首を突っ込んだり、ポジションを替えたり
している。
昼〜昼間って程ではないですが、10時位に一斉に餌を摂りに
行くようです。卵の数ですが、20個托したのですが、
18個に減っています。抱えきれずはじき出して割ってしまった
模様。
夜〜寝ているのか起きているのか・・・やはり偶にではあるけど
転卵の為にもぞもぞ動いたりしている。
あれ、何時寝てるのかなぁ・・・と疑問もあるけど
さてさて最終的に何羽程孵化することやら。。
今からわくわくしています。
抱卵から23日。孵化予定と見込んでたんだけど
孵化の兆しがみえない。
もしかしたら失敗??と一瞬脳裏をよぎるも、
とりあえず様子見することに。翌日も兆しがなければ、
抱卵されている卵を取り上げて検査しようと心に決めて
就寝。
翌日早朝、1羽が孵化しているのを確認できた。
いや、良かった。。。
その日と、翌日にかけて孵化が続き、最終的には
13羽程(モニター越しで)確認がとれた。
※キジがトコトコトコ〜ってのが見れちゃいます
最初は20個抱卵していたのだけど、抱卵開始時に
踏み潰し事故があり結局は18個を抱卵しており、
そのうち13羽が孵化したので孵化率としては72%程
となったわけだ。
いやぁ、さすが。。。自動孵卵と自動育皺をしてくれるので
手間いらずなのがいいね。
孵化率も高いし生存率もそこそこ高いので、忙しいぱなけあ。には
非常にありがたい限り。
あとは、昨年の様に脱走事故を起こさなければそれなりの
収獲ができるはずでして。。。来春はたっぷりキジ丼が食べれそう
と皮算用しているところです。
ただ、人工孵卵と違い、雛を手で持ったり、間近で
観察したりってのが、できず、可愛い時期はモニタ越しか、
柵越しにこっそりみるくらいしか出来ないのがちょっと
残念ですかね。
ともあれ、今後の成長を暖かく見守っていくことにしましょう。