Diary 2021. 3
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3月6日(土)   試運転!!その1

3週ぶりに土日休みが取れたので、風呂を稼働できる状態まで仕上げる事に。
あいにく金曜日は、登社する必要があり帰りも遅くなった事から、帰宅後直ぐの強行は見送り、風呂に入って一眠りした後、朝4時の出発とした。

夜明け前の出発って事もあり、7時には、拠点に到着。早速前回釜に穿ったオーバーフロー用の穴に、パイプを差し込み、耐熱金属パテで固定する。

その後、楽天ポイントで新調した小枝コンロの具合を試しながらお湯を沸かしてみた。
まあ、コンパクトにすると、こんなもんかな。ってくらいの性能でした。

・・・・改善点纏めてあるんだけど、、、作ってくれないかなぁ。。

で、湧いたお湯でカップ麺を作り、啜った後、再び街に下り、コメリで肥料と、配管継ぎ手を購入。支払いをしているとメンバーから拠点到着の連絡が入った。
今回は、ディーンフジオカ似のみやちゃんが、助っ人に来てくれたので、小麦に追肥したら戻る旨を連絡し、いそいそと地主様のお宅に向かった。

地主様宅に到着すると、地主座が日向の縁台で寝転がっておりました。(笑)
車を停めて、肥料を下ろしていると、小麦畑まで、来てくれたので、世間話をしながら、追肥の準備にかかる。

そうこうしていると、プロ農家のM氏もこちらに来てくれて、世間話に花を咲かせる。
更に、散歩に出ていた奥様も、花粉にやられて戻って来られ、自然な成り行きでコーヒーブレイク。
会話は、山火事の事やら、えらく飛散している、杉花粉の事。
前夜の雨と、当日の気温の上がりで条件はばっちり。と、一陣のかぜが吹いた瞬間、黄色い煙が杉の木から舞い上がった。。
始めて生のスギ花粉飛散の図を見てちょいと興奮。
で、麓や、対向の山裾を見ると、一面が黄色い煙。一瞬山火事?って位モクモクと沸き立っており。。。

その後、釜の話になったところで、なんと、M氏もお手伝いしてくれるとのことで、急いで追肥し、地主様、M氏と、3人で拠点に戻ることに。

拠点に着くと、竈を取囲み仕組みを説明し、釜の設置準備に取り掛かる。。
が、そこでM氏が配管の破れを発見してくれた。
いや、良かった。。
通水テスト後、水抜きが不完全で、凍結して破裂した感じかな。U型の継ぎ手の所がやられてしまっていた。orz

一応、継ぎ手は残っていたので、修復に取り掛かるも、銅管自体も膨らんでしまい、継ぎ手がうまく収まらないorz

色々試してみたけど、うまく行かず、肉厚側の管を軽く削ることにし、地主様に、金属ヤスリを取ってきてもらうことに。

その間、宮ちゃんは、昼食の準備として、火起こしを行って、マグロの兜焼きを温めてくれていた。

地主様が戻り、無事に金属ヤスリを手にし、管を整形し、継ぎ手をはめて、ロウ付け溶接し、復旧。ふぅ。いやぁ、マジにちゃんと見つかってよかったよ。

最後に通水テストを行い漏れがない事を確認してから、宮ちゃん、M氏と、3人で釜を持ち上げ、ようやっと竈に設置する事ができた!!

M氏には、最大の感謝を贈りたいね。
んでもって、いつでも遊びに来てもらいたい。。
思いの外長居をさせてしまったようで、仕事に戻るとなり、再度地主様が送迎して下さり、、、宮ちゃんと二人で重ね重ね御礼を言って見送るのだった。

3月7日(日)   試運転。その2

地主様を待ちつつ、マグロの兜焼きを温めると共に、風呂焚きの段取りをしておく。
薪を集め、杉っ葉を竈に詰め込み、その上に薪を突っ込んでいく。

暫くすると地主様が戻って来たので、早速皆で試運転の為の点火式を行った。

直ぐに杉っ葉に火が周り、あっという間に竈の中が赤く染まったよ。
後は、折った枝を焚べていきつつ、給湯口からの温度を確かめると、相当熱く、、、多分50度くらいかな。で、流量を調節して、43度程度に。この時点で皆で顔を合わせ成功を祝った。

火も安定してきたので、薪を足し入れておき、ちょい遅めの昼って感じに、兜焼きを3人でつまむ。。
頬肉や、頭肉がホロッととれ、皆で食べると、非常に美味しい。
目の奥のコラーゲンたっぷりなお肉も美味しくて、、、、すげえビールが欲しくなりましたよ。。

のんびり食べたあと、火加減を見に行き、ついでに湯加減を手を入れて測ると、えらく熱くなっており。。。慌てて給水栓を開けて加水。。

お風呂として沸くまでの時間としたら、30分程度かな。しかも、釜と、檜風呂の2槽で。。。

上に戻り、沸いた旨を皆に伝えると、沸くまでの速さにびっくりしていたが、せっかくなので一番風呂に入れば?って事になり、
「んぢゃ、入るべぇ」、「入りましょう!!」と、宮ちゃんと二人でマッパに。
本来は地主様に一番湯につかってもらいたかったのだけど、未だ病み上がりなので入れずとなってしまった。

割当は、宮ちゃんが五右衛門風呂、オイラが、檜風呂となった。

ざっと流し、徐々に浸かっていく。基本的に釜のオーバーフローが、檜風呂側に入ってくるようにしてあるから、先ずは、五右衛門風呂にじわじわと入ってもらい、檜風呂側にお湯を逃がす。

宮ちゃんか五右衛門風呂に浸かった所で、檜風呂側にもお湯が貯まったのでぱなけあ。は、檜風呂に浸かった。

すごく気持ちが良いぞぉ。。。
感無量で入浴しつつ、記念撮影。
今回は入浴を見送った地主様が手ずからキャメラをとり、シャッターを押してくれた。一応、動画も撮ってくれたのだけど、おっさん二人の入浴シーンって、ダレ得よ?ってことで封印(笑)

と、そんなタイミングで奥様がいらっしゃり、おっさん二人が昼間っから、真っ裸で釜と、風呂桶から顔を出してるのを見て大爆笑。

奥様が拠点の広場に上がったところで、こちらも風呂から上がり、さっと着替えて、広場にむかう。
お茶を飲みに来たとの事だったので、お湯を沸かし、お茶を淹れて、持参いただいた葛餅を茶請けにしながらお茶を喫する。

その後、奥様はお風呂の仕上がりを見ながらしきりに感心しておられ。。。
多分、目隠しを付けたら、入りに来るなと確信したよ。(笑)

そんなこんなで、地主様ご夫妻が帰宅された所で、街に降りて買い出しに向かった。
焼き肉と、山芋のチーズ焼き、翌朝のパスタを購入し、ついでにダイソーで手桶も買って拠点に戻った。

17時過ぎくらいから準備をして夜ご飯とし、ビールで乾杯。焼き肉と、チーズ焼きをアテにしながらしんみりと呑み、シメにちょいと焦げた炊き込みご飯を喰らう。
一息ついたところで、本日二度目のお風呂炊きを実施。
丁度よい湯加減になったところで、今度はぱなけあ。が釜にゆっくりと入りぃの、お湯が溜まった所で宮ちゃんが檜風呂に入る。
湯加減も良く、暫くは、今後の話展開についてを話していたかな。途中もう少し温かくしようって事で、薪を追加で放り込みに外にでる。もちろんマッパである。が、まぁ、真っ暗だし人は入ってこないしで気にならないのよねこれが。
とはいえ、マッパなだけに長く出ていれば流石にちょいと寒くなる。火が大きくなったのを確認して、更に追加の薪をぽんポーンと放り込んでからいそいそと台にあがり、足を洗って釜に飛び込む。。
あ、飛び込むってのはそんな気持ちで入ったって事ね。なにせ、五右衛門風呂なので、スノコを踏んでゆっくりと入らないとならないわけだから。。(笑)
ふう。極楽ですなぁ。

火勢があがり、給湯口も熱湯が出てくるようになったので水の勢いを足して調整する。
また、釜でも、熱くなるのが早まっており、勢いよく加水する。そんなこんなでワイワイやりつつ、今度は仕事の話に。
で、その話が枝から枝で広がって、いつしか咲いたよ、見事な花が。
まぁ、おっさん二人がいい気持ちで露天に入ってりゃ最終的には下世話な話になるわけで。。。
誰々が可愛い、誰それがキレイ。誰と誰が付き合うかや、終いには誰にこの湯に浸かって欲しいかなんて話に(苦笑)

と、まぁ、2時間位は入ってたかなぁ。

湯から上がると、相当体が温まっており、外気がいい気持ち。
その夜はそこで就寝。夫々、自分たちの寝床に向かった。

ふと目が覚めると、辺りがうす明るくなっており、6時を一寸回った位。
水場に向い、うがい、洗顔で眠気を払い、排尿。

にしても、女性を呼ぶためにも、早くトイレを作らねば。。。っブルル!!

熾に杉っ葉を入れて火をおこし、薬缶と鍋で湯を沸かす。
朝食は簡単にパスタですます。
そうこうしていると、宮ちゃんも起き出してきて、準備をすすめる。
お湯が沸くまでの間、風呂焚きの準備もしておく。周りの薪を集めるのと、竈の焚口を調えておくぐらいだけど。

準備ができた頃には、朝飯用の湯も沸いたので、パスタを茹で、ソースを絡めて簡単に朝飯とした。

食後にコーヒーを飲んだら、竈の焚口に火を入れて、お風呂を沸かしだす。
集めた薪もガンガン突っ込み、焚いていく。
で、沸くまでの時間、撤収準備をしてあらかた片付いた所でいい湯加減に沸いたので、朝風呂にする。
今回は途中で何回か入る湯舟をかえっこしながら入った。五右衛門風呂も、檜風呂も、何方も風情があってよいね。
1時間半位か、十分楽しんでから上がると、綺麗に片付けて、撤収となった。
今回は試運転だったけど、3回も入浴してしまった。まぁ、思いの外良くできており、心地よかったからなんだけどね。
今後は雨に備えて薪小屋作りかな。。

3月21日(日)   新しい様式。。。

コロナ禍の影響でか世間的にリモートワークなぞと云うものが台頭してきているが
漏れなくぱなけあ。も、仮の職場でお世話になっていたりする。
まぁ、職場まで片道2時間半かかるものが、ゼロになるわけだから、借りに3時間多く働いてもお釣りが来る訳で。さらに、無駄に声を掛けられることも無くなるので、集中して仕事が出来、生産効率が非常に良くなるしと、便利に使わせてもらっております。

ただね。良い事ばかりってわけでもなく、、、まぁ、コレは本人と、社内メンバーの気の持ちようなんだろうけど。

で、先週金曜日に有給を取り、ちょいとばかり病院に掛かってから、拠点に向かった訳ですが、どうしても外してほしくない会議の予定が入ったって事で、仕方無しにzoomで参加することに。
そう、ここで断固拒否すれば良いのだけどね。ついつい諾としてしまった訳ですよ。

で、拠点に着いて、寝床を設営し、会議時間の10分前には、焚き火の脇に椅子と、机を用意して、ノートPCを広げる。更にポケットWi-Fiを繋げれば、忽ち、仕事環境の出来上がりって感じです。。。

会議自体は恙無く終了するも、ちょいとばかり興が乗ってしまい、やらなくて良い仕事まで片付けてしまった。orz

何となくだけど、自宅より捗る??ってかんじで。。くせになりそうかも。。

ただね、有給では無い時のリモートワークであれば、こんなスタイルの仕事もよいなぁ。なんて。。

と、仕事を終え綺麗に片付けてから、風呂竈の仕上げと、浴場の整備を行った。
浴場は、川砂利を敷き詰め、その上に中粒の榛名軽石を敷いて、白洲っぽくして、竈の焚口側と、浴場側との間に縁切りをして、お湯が焚口側に流れてこないようにした。

竈については、隙間をセメンで塞いで気密性をあげた。
で、まぁ、セメンが乾かないと火もたけないので、その日は、お風呂無しで、焚き火をしながらビールを飲みつつ夜ご飯を喰らって、寝床に付いた。

・・・ぐはっうっく。。
喉が乾いて目が覚めた。
スマホを見ると5時を回ったところ。
ちょいとばかりウダウダして、5時半頃に起き出し、着替えてから排尿!
ふぅ。スッキリ。。

ロケットコンロに火を入れて、薄がゆを温め直して啜り喰らう。
朝飯は簡単に済ませ、お湯を沸かして昆布茶を淹れて一服。

歯を磨く、顔を洗う。。。さっぱりしたところで、風呂焚き用の薪を集める。

集めるのは冬の風に揉まれて落ちた杉の枝
。太いと根本側の直径が80mm程のも落ちていたりする。山道沿いをネコを轢いて集めていくと、小一時間ほどで、結構な量になった。
もう十分。って事で、地主様宅に挨拶に伺う。

到着すると、プロ農家のM氏が薪割りをしており、無沙汰の挨拶をする。
どうやら、ストレス発散の為にやっているようで。まぁ、きれいに割れるとスッキリするもんね。。
そうこうしていると、地主様が出てこられ、世間話になる。
世情の事やら、今後のことやら、レクリエーションのプランなどなど。更に、ハウスも見せてもらい、大根二本を頂いたり。。。いっとき位は話していたかなぁ。
色々話して、けだものプロジェクトのプランも方向性が見えてきたぞ。。
やはり、地元に協力者が居てくれると、心強いね。
散々ダベってから拠点に戻り、風呂の湯を沸かし、独りで堪能した後、昼飯に、薄がゆを温め直して啜りこむ。
本当の所はもう一晩滞在したかったのだけど、この後は降雨が予想されていたってのもあり、撤収準備。

綺麗に片付けて16時頃に帰路に着いたのでした。

そのうち、全天候型の山の中にオフィス作るかな。。

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