Diary 2017. 11
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11月6日(月)   初卵と段取り・・・

2017年もあと少しとなりました。。
と言う事で、シーズン到来です!
何のシーズンかってぇと、狩猟ですねー。
んで、この3連休で例年通り、網猟の段取りに行ってきました。
本当はもう少し早くから段取りをしたかったのだけど、
その前週まで、毎週のように台風が襲来し、悪天候と
河川の増水。。。今回の連休でもまだちょいと、水かさが
多かった位でした。
で、3連休初日は、狩場の探索を実施。昨年までの狩場は
見事に護岸工事と遊歩道化が進んでおり、断念。。。
しかたがなく少し足を伸ばすことに。半日ほど探して、
なんとか3箇所程適当な所が見つかったのでその中で
一番よさげな所を初猟の狩場とすることにしました。

意気揚々と帰宅し、鶏舎の掃除をしようと中に入ると、
なんと、今春雛のウコが初卵を。。。
年明け2月位と踏んでいたのだけど、ちょっと嬉しい誤算。
早速新米を炊いて、卵かけご飯で美味しく頂きました。

翌朝。連休2日目。朝も早うから、スコップ、バケツ等を
持出して、昨日見つけた場所に出向く。
あとは、ひたすら土木作業。。。大きめの石で外格を作り、
中位の石で形を整えていき、小砂利と、砂で、仕上げ。
約半日位かな。昼前には終わって一休み。
作業の途中、元渓流釣りをやっていたというおじさんが寄ってきて
暫く話し込んだりしたので、実際は4時間位の作業だったのかな。
一段落ついて、休んでいると、フライをやっていたおにいさん
も寄ってきて、色々情報交換。。。。
基本、先ずは何をやっているのか聞かれるのがほとんどだけど
そのおにいさんは、他でみたことが有るらしく、カモですか〜?と。
暫く他の河川の状態等、情報交換を行えました。
時間を作って、行ってみる価値がありそうな情報もあったので
プラスになったかな。

あとは、猟のチョイ前に最終的な段取りを行えば、今期の初猟は
安泰って事に。

そして、連休最終日。やはり来ました、筋肉痛。。。。身体全体
ってよりは、主に下半身。足で、川底を慣らしたり、砂利を移動したり
と、酷使したからね。。。生まれたての子鹿のように起き上がり、
資材の買い出しに。その後、資材の加工まで行なったので、
あとは、狩り前に最後の段取りに行くばかりにしておいたので・・・
しばし休憩。。。。。
今期は、それなりに獲れるといいなぁ。
待て!猟果!!

11月15日(水)   初網猟

11月15日、今期の狩猟もめでたく解禁しました。
今期は、10月から、台風等にたたられ、網猟の段取りに手こずりましたが
なんとか先週までに形だけは整えられましたので、15日より休暇をとりまして
出猟に踏み切りました。
網猟の場合、段取りさえ整っていれば、午後遅くから出猟で、問題ないのですが、
なんとなく、嫌な予感がして、日の出から出向くことに。
そして、何かのときのために材料も一揃え余分に持参しつつ現場に到着。

・・・・・・・・・あれ?
どうやら水かさが減ってしまい、カモ寄せには向かない状態になっておりましたorz
そして、多分これからさらに渇水期になり水かさも減っていくことを鑑み、急遽
あらたに、段取りのし直しを開始。
うーん、水位の増減を見極められなかったのが悔やまれますが仕方がありません。
ってわけで、3時間位かけて、再度作成。後は杭打ちだけとなり、勢いよく叩き込みます。
1本目。。。。ずんずん入っていく感じで大成功。
2本め。。。。途中までは入るものの、その先が堅い。。。石ってわけでもなさそうだったけど
杭が入り切る前で、割れてしまった。。。
一端割れた杭を引き抜いて、予備の杭を打つもあと100mm位の所で、頭が潰れて使い物にならなく
なってしまいこれも失敗。。。。流石に堅い地盤に刺した分、抜くのも大変でなんとかかんとか
抜いて、最後の1本に希望を繋げる。。。が、やはり、あと70mm位の所でまで打ち込んだ所で
頭が潰れだしたので、一端断念。

ここで方針を変えることに。強く刺さっている事は間違えないので、不要な上部分70mmを切断して
再度、頂部の加工を施すようにする。
で、こうなると流石に道具が足りない為、一端、家に道具を取りに。往復約3時間位かな。
道具を持ち帰ってくると14時位だったかな。
早速、ノコで杭の頭を刎ね、そこに加工を施す。
そして、最後の大杭を川中にぶっ刺し、なんとかかんとか段取りが完了。

ここから、網をセットして、稼働確認を実施。
1回目。片側は上手く跳ねるけど、逆サイドが上手く動かない。。。
よくよく検証してみると、2番めの杭の位置が悪いらしい。。。
ってことで、せっかく再加工した杭とは別に新たに1本杭を打ち直す。。。
因みに、こちらの杭は、問題なく最後までささり切った。
えっと。。。あの3時間は何だったの??とは言うまいorz

再度、稼働確認をすると、今度は問題なく稼働。
ただ、ここに来て一縷の不安がさらによぎる。
なんか、新しい場所だし、前の場所も、撒き餌が残っていたので、もしや
餌付けできてない???なんて事もあるのかな〜。なんて。

ともあれ、16時には準備完了ってことで、後は待機あるのみ。。。。。。。。

1時間後・・・来ない。お腹も空いたのでおにぎりを1つ。
2時間後・・・カモは来ない。代わりに橋の下にバイクが1台入ってきた。
       何をやっているのかよくわからないが、カクカク動いているようだ。。
       橋の下なので街灯の光も届かず本当によくわからないが、動きを追ってみると
       どうやらクンフーを積んでいるような感じだろうか。。。
3時間後・・・バイクは、帰って行った。そしてとうとう・・・いや、カモはってか、
       他の鳥さえも来ない。
4時間後・・・やはりカモは来ない。3DSでモンハンXXを。。。
5時間後・・・3DSも飽きたので、スマホで小説を読み始める。
6時間後・・・妹から、大火傷を負ったとの連絡があり、ここで終了。
余った餌を猟場に撒きつつ、撤収。帰りがけに妹宅により、様子をみてみると、
手にちょっと大きめの水膨れが。医者に行くほどの大きさでも深度でもなかったので、
モイストヒーリングの仕方を伝えて帰宅。

・・・・・今期初の出猟は・・・・ボウズでございました。
カモが寄れば、獲れそうな所なので、今後に期待でしょうか。

11月19日(日)   エア単独初猟

網猟が不発だったので、餌付けの合間にエアの単独猟に。

普段、山に入るときは、銃など持たないので、荷物として
は余分なものが増えた訳だけど、その分他を削ったりして
なんとかかんとかそれなりの山拵えにまとめてみた。
とはいえ、四六時中銃を抱えて過ごすのも初めてってことで
、結構ワクワクしながら準備をととのえておりました。

プレチャージのエアライフルでは、いっぱいに充填すると
10〜15発程度撃るのだけど、基本そこまで銃を射つ機会も
来ないだろうって事で、再充填の道具は持たないことにした。

出猟先は知り合い所有の山林なので、遠慮せず自由気ままに
動き回れるのと、初めて入る山なので、猟よりも、今後のために
探索して回ると言った方が濃い感じで。

当日。早朝から山に分け入り早速探索開始。
まずは、裾から手近な峰に登り、円を描くよう稜線伝いに
周囲を探索。
ちなみに、獲物を探すより、山菜や、樹木、キノコ等、
この先役立ちそうな情報収集に努めた。
想定通りってわけではないのだろうけど、山中では、殆んど
獲物は発見出来ずとなった。四足の痕跡はけっこう色々な所
にあったんだけどね。。。

午後からは、沢伝いを探索。沢には野生化したクレソンや山葵
が結構あった。暫く歩き、吹き上げや吹き下ろしが来なさそう
な開けた場所を見つけたので寝屋の設営を開始。

この時期、接地して休息を取ると、地面から体温を奪われ
やすいので、高床式のビバークにしてみた。
時間も有るし、独りなので、気兼ね無く自分の好きに色々
やれるのがやはり良いね。

沢に水場を作ったり・・・・こういった屋外クラフトって
やりだすとキリがないんだよね。。

まぁ、思い返すと、杉っぱや、落ち葉がふんだんにあったので、
それを積み上げてその上にシートを敷くだけでも問題なかった
かも。。。

そこそこのものが出来上がると大分日も傾いてきたので、
火をおこして、ご飯の準備。
メニューは、フリーズドライのビーフシチューに干し肉を
入れて煮込み直したものと、仮働き先の会社にあった賞味期限
切れのアルファ米(五目)。青ものとして、クレソンを添えて。

こんなものでも、1日動いた後に食べるとソコソコ美味しく
たべられた。そうこうしているうちに日が落ちたので
焚き火の火勢を上げて1〜5Kg程度の石を4個程加熱しながら
持参したラムをちびちびやりだす。

辺りは真っ暗で焚き火の周りがぼんやりと炎に照らされて
いる程度。暫く、闇と炎のコントラストを楽しんだのち、
加熱していた石を寝屋の下に敷き、小さめの石は綿のシャツに
包んで懐炉代わりとして寝袋の中に。

火の粉対策で寝袋に綿毛布をかぶせて準備完了。
寝袋にもぐって暫くすると熾の瞬きも殆どなくなり、本当の
闇の中に。最初は、静寂がすごいなと思っていたものの、
周囲に意識を向けると、けっこう色々な所で気配があるのに
気がつく。ちょっと山の一部になった気分。


翌朝。4時位に目が覚め、暫く寝袋でもぞもぞしてから、覚醒。
流石に冷え込んでる。直ぐにアルコールバーナーでお湯を沸かし
インスタントな味噌汁を作成。
起きてすぐは真っ暗闇の中だったけど、次第に空に色味が出てきて、
見上げるとほんのりと明るくなってきている。
日の出までってことで、軽く火を焚いて暖をとる。
人心地がついた所で、片付けを開始。日の出前に片付けを終え、
再度出猟。その前に焚き火も綺麗に埋め、その上から沢の水をぶちまけ
万が一にも山火事にならないように始末をした。

前日とは違うルートで山の中をさまよっていると、動物の糞を発見。
銀杏をたらふく食べた後のようで、果皮だけが消化されて、種子部分が
まるまると残っている。まるで、コピ・ルアクのよう。。。。

う〜ん。。。しばし考えるも、今回は手を出さないことに。
昨日見つけていれば、つまみにってチャレンジしたかもだけど、、、ね。
2時間ぐらいふらついてから、結局、何とも出会わず、山をおりて、
里近辺の田畑を流すことに。

田畑に降りていくと、流石にカラス・鳩・ヒヨドリ・雉等がけっこういる。
が基本エアは、待ち猟なので、歩きまわってもとれない。この日は、狩りに
向いている場所の特定を行なっただけ。

因みに、ここらのカラスですが、50m程に近づくと、こちらを見てから飛び立ち、
20m位先に舞い降りる。。。これを歩いているあいだじゅう繰り返された。
もちろん、銃を担いでいない時は、10m位まで近づいても逃げる素振りすらみせない。

暫くぶらついてから、知人宅に顔をだし、ご挨拶。そのひは、そのまま
知人宅で駄弁り、宿泊させて頂き、翌朝他の狩場を探しながら、帰路に。

・・・・結局のところ、銃を持ってキャンプしてきたような感じになってしまいました。
銃も・・・2発ほど撃ったのみ。まぁ、相当楽しかったけどね。

とは言え、次からは、エア猟にも本腰を入れて頑張っていこうと
心に誓った初猟行になりましたとさ。

11月26日(日)   網猟Take2

関東地方は週中に雨がふり、翌勤労感謝の日に狩場の様子を見に行くも案の定
ちょこっと増水して、狩場は水浸し。ただ、餌付けは、成功しているようで
撒き餌は、全て喰われた形跡があり、内心、シメシメとほくそ笑みながら、
その日も餌を撒いて帰宅。
雨量も少なかったので、土曜日には、水も引いているだろうと目算し、週末に
狙いを定めた。

ちょっとワクワクしながら週末を迎え、朝っぱらは、婆様宅に顔をだし、
お茶をいただく。。。ここで、ちょこっと計算ミスが。
何やら親戚が集まり、枝おろしが始まってしまった。
流石にそのまま帰る事もできず、心ならずも、枝おろしに参戦。
結局これに時間をとられてしまい、午後も遅くなってから、出猟。
一応目算どおり、水は引いており、周りに漂着した小枝等を綺麗に払うだけで
網をかけることができた。それでも、準備が終わったのが日の入り10分前
位。けっこうギリギリでした。

そこで、一服しようとして気がついた。お茶や食料を持ってこれてない。orz
仕方がないので、ちょこっと車のエンジンをかけ、社内を温めながら、
何故か持って来ていた、モンハンXXをちょろっとやっていると、思いの他
時間がかかったようで、辺りは真っ暗に。

エンジンを切って、監視にはいる。しばらくすると、カモの影が2つ。
水辺から近づき、その後、網の外周の陸地で10分位辺りの様子を伺ってから、
再度川面に泳ぎ出し、先ずは、1羽が餌をついばみに、ゾーンへ侵入。
もう1羽は辺りを警戒していたけど、5分と待たずに、もう1羽も、ゾーンに。
習性ってやつで、先に入るのがメス。オスは監視とエスコート役になるんだよね。
まぁ、それでも結局は、仲良く餌をついばむんだけどさ。

こちらとしては、辺りを見回し、周りに他のカモが居ないことを確認したのち
静かに車から出て、渾身の力で網の仕掛けを起動!!!

双眼鏡を確認すると、2羽とも取れた様子だったので、急いで、網の場所まで
移動。今期初獲物は、カルガモ2羽。すぐに、動脈断処理を行い、撤収の準備
を開始。仕掛けの片付けを行っている間に獲物も、血抜きが完了するって
寸法ね。

因みに、この時点で、昼間の枝おろしが祟ったのか、握力がほぼない状態に気がつく。
作業は捗らない状況だったけど、今期初の獲物って事もあり、興奮気味に
撤収作業を続ける。。。。時間的にもまだ、18時を少し回った位だったわけ
だけど、握力もないし、もう一勝負とはならずに、帰宅となった。

帰宅後すぐに、毛羽毟りの行程に。ここでも握力のなさが祟り、普段であれば簡単に
毟れる部位の毛羽さえ、なかなか毟れない状況。結局、普段の1.5倍ほどの時間を
かけて毛羽を毟った。

その後、壺抜きしてエイジングでもとかんがえたのだけど、翌日食べたい衝動に
突き動かされ、精肉まで実施。胸、ささ身、腿、手羽元、手羽先、鴨タン、ハラミ、
せせり、砂ずり、ハツ、レバーと、取り分けて完了。

ちょっと出遅れたけど、それでも、順調に網猟を開始できました。

翌日曜日、ローストと、鴨スキを作成したことも
あわせて記録しておきます。

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