Diary 2020. 10
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10月11日(日)   とんぼ帰り

土曜日に予定していた麦蒔きがまんまと台風14号の影響で中止を余儀なくされてしまい、色々と代替案を検討したものの、これだ!って打開策が浮かばずでして。
と言うのも、11月末まで週末の予定が詰まっており、麦蒔きに避ける時間が捻出できない。。。
ので、ちょいと無理して、日曜日11時からの予定をそのままに強行することにした。

って訳で土曜日は21時に就寝。翌日曜日は、2時に起床。色々と準備をして3時には出発。
途中いつものごとくコンビニで朝飯とエナジードリンクを購入してドーピング。
よい調子で5時20分には現着した。
まだ、薄暗かったので一端拠点に入り、休憩。6時ちょい前に畑に戻り作業を開始。
先ずはフカフカに耕された畑に種を蒔くための準備。撒くラインに沿って踏みかためていく。普通野菜などなら畝立てをするのだけど、逆に凹ます感じか。これは後で麦踏みをしやすくするためとなる。
ただ、これがちょくちょく踏み締めていくので、手間もかかり、地味にキツい作業だった。
次に麦を一筋毎に撒いては、フカフカに盛り上がって残っている土を崩しながら種に被せていく。これを繰り返すこと6回。
途中汗だくになり、作業着を脱いでしまった。
そんなこんなでとりあえずは麦蒔きを完了させた。
時計を見ると7時ちょい前。丁度1時間の作業となった。
時間的にも問題なさそうなので、地主様、奥様に、ラインで麦蒔きをしたこと、今から帰ることを報告。
帰り支度をしていると、態々ご両人が畑まで顔を出してくれたので、恐縮しつつ挨拶をさせていただき、帰路についた。

帰りがけ、男衾の直売所に立ち寄り、白ナス(皮は薄緑)、長ナス、原木椎茸、ネギ、ほうれん草、ピーマンを購入した。
あとは脇目も振らず東京多摩方面に。
10時過ぎくらいに妹宅に寄り、購入した野菜を降ろしてから本来予定していた所用をこなすために現地に向かった。
11時ちょい前に到着できたので、予定どおり所用をこなすことができた。

結局畑に居たのは1時間と。その為に往復6時間。。。うーん。。。
こんなことしてるから、変人扱いされるんだろうなぁと思いつつも、
とは言え、よい時期に麦蒔きが出来たので、プロジェクトの遅延要因は排除できたかなぁと。
少しだけ心配なのは、麦の品質でして。。。
果たして、発芽率はどのくらいなのだろうかね?
ってより、そもそも芽生えるんだろうか?、、、
まずは一抹の不安が芽生えてきましたわ。

10月17日(土)   里芋団子の揚げ出し

先日、畑に基肥をまきにいったおり、地主様の土地を借りて農業を営んでいる、プロ農家のMさんより、拘りの里芋を分けていただきました。
きめ細かくねっとりとしていてとても美味しかったです。大半は芋の煮物や、けんちん汁、芋煮で使い、あえて残しておいた数個の芋は、肌寒くなってきた週末に、けだものダイニングで定番の里芋団子の揚げ出しにしました。

詳しくは、けだもの的レシピに掲載しますので、ここでは軽く紹介する程度で。

ちょいと時短をするため、里芋は皮を剥いて一口大に切って、6分ほどレンチン。
その間に、小鍋で出汁を取っておく。
また、大根もおろしておく。
柔らかくなった里芋に一摘まみの塩をふりかけてから粗めに潰す。
この時、椎茸の微塵や人参の微塵等を混ぜ混むのも良いのですが、今回は材料もなかったので、芋のみとしました。

別皿に片栗粉を入れておき、
すり鉢から、大きめのスプーンで大盛分を掬い、片栗粉の入った皿に落とす。
指先に片栗粉を付け潰した芋を直径、厚さともに30mm程度の円中型に纏める。
片栗粉はそのまま衣になるので満遍なくまぶしておく。

揚げ油を180度に熱し、団子が良い色合いになるまでを揚げていきます。

その間に、出汁にみりんと薄口醤油を入れ味を調えておきます。天つゆよりちょいと薄めに。

団子が揚がったら、小鉢に盛り付け、つゆをかけてから、団子の上に大根おろしを小山に盛り、ゆず胡椒を添えて最後にきざみ海苔を振りかけて完成!

つゆは、銀餡でも良いです。

で、出来上がったら、熱いうちに食べられるように共しましょう。

熱々を頬張ると、口の中が大火傷しますので、つゆの中で半分くらいに割って、大根おろし、ゆず胡椒と共に食べると、幸せな気持ちになれると思います。

。。。気持ちの沈みがちな寒い冬におすすめの一品となるかなぁと。


10月25日(日)   チラ見

前回、小麦蒔きに赴き、翌週末には芽吹いたと地主様から連絡をいだいており、気になっていたのだけど、
土曜日はあいにくと愛車ジムニーの点検があったため、断念せざるをえず。
それでもやはり気にかかる訳でして。。
まぁ、ドライブがてら行ってみるか!となり、日曜の3時半頃には車中の人に。
6時半過ぎには現着したため、一端拠点に入る事に。
結構涼しかったので、温度をみてみると、5度ちょい位だった。
そりゃ、涼しいってより、寒い感じかな。
一枚羽織って沢沿いをみて回る事にした。クレソンゾーンから。夏場猛威を振るい、一面を覆い尽くしていた雑草は綺麗になくなっており、クレソンがグングン幅をきかせてきた。
次に芹ゾーン。ここは、夏場から芹一色。もうそろそろ新芽が出だし、良い感じに摘めるかな。
山葵は、、、、秋口に葉っぱを食べられてしまい、成長は悪いかな。専用の田んぼを検討しよう。

あとは、ゼンマイがしっかり根付き成長している事を確認したのと、なんと、山うども根付いて、小さい株ながらも、花を咲かせていた事も確認が出来た。

7時半頃、拠点を後にして畑に入る。
麦が見事に芽吹いて青い筋が出来ていた。
この分だと来週末には麦踏みかなと。
ついでに地主様の畑全体をみて回る。銀杏の木は、実が鈴なりに。こちらも来週くらいかな。柚子の木も実が沢山付いているのがわかる。ただ、期待していた柿が。。。
ほぼなしorz
そうこうしている所にプロ農家のM氏が見えたので挨拶と、前回頂いた芋のお礼をし、素晴らしかったと感想を述べると、な、なんと、さらに里芋、大根、白菜と、抱えきれないほどの取れたて野菜を分けてくれたので、遠慮せず、有り難く頂いた。
その後暫く世間話をした後、作業に戻られ、おいらも帰る事に。丁度9時となったので、近くの道の駅に立ち寄り、はやとうり、ネギ、ほうれん草を購入して家路についた。帰りがけ、今季の猟場を物色してから、13時頃には帰宅することが出来た。
だいたい、300キロ弱って感じのドライブとなった。

10月31日(土)   けだもの的夜会(1)

やっと思い通りに有給がとれ、めでたく、10月31日〜11月3日で、4連休に出来た。丁度このタイミングで他のメンバー達も集まれるってことだったので、地主様への慰労と感謝を込めて夜会を開宴することにした。

因みにぱなけあ。は、辛抱たまらず、30日に帰宅後シャワーを浴びて直ぐに出発。
準備?そんなもんは、前夜に車に詰め込んであり、食料品だけ直前にクーラーボックスに放り込んだ位か。。

金曜の夜だけあり、結構車も出ていて、トロいのが前にいると、チョイとイラついたけど、拠点に連泊出きることを思うと、自然と優しい気分に(笑)

そんなこんなで31日の未明には拠点に到着することが出来た。
ヘッドライトを装着し、直ちに設営。
なれたもんで、10分もかからず、ハンモック寝床の準備ができた。
流石に寒かったので、防寒用にアンダーキルトも装着。ふと周りを見ると、満月に近い月から、青白い月光が木漏れ日のように降り注いでおり、なんとも幻想的な雰囲気を醸し出している。辺りに獣の気配もなく、沈と静まりかえった山奥で独りきり。
持参したシングルモルトをストレートでチビチビやりながら満喫する。
小一時間ほど楽しんでから、ハンモックに潜り込み目を瞑る。。。。

ん?、辺りが騒がしくなってきたので目を開くと、薄明かるくなり、鳥が盛んに囀ずっており、、、何時の間にか眠っていたようで、こうなるとタイムワープしたように感じる。のそのそ起き出すと、摂氏4℃。
流石に寒く、直ぐに外着に着替え、手当たり次第に杉の枝を拾い、30センチ位に折っていく。
結構な量の薪が貯まったところで、ロケットコンロに火をいれて、お湯を沸かす。

これからの季節は雨天も少なくなるので、お湯が沸くまでの間に広場に張っておいたタープ、、、、、ブルーシートを外していく。完全露天となった所でお湯が沸く。空が見えるだけで解放感が全然違う。良い仕事をしたなぁと自賛しつつ、折り畳みテーブルをだし、カップ麺にお湯を注ぎしばし待つ。
ん?最近は5分待つのが多いのだろうか。
出来上がったところで、カップ麺を啜る。
こんなもんでも、山の中で喰うと、最高にうまく感じる。

寒さもあって、身体に毒だと知りつつ、汁まで飲み干し、一休みしてから、拠点周りの見回りに向かう。

先ずは最上流の水場を確認しに行く。
特に問題なく、設置した簡易水道施設に水を送っている。来年度には水質検査をしようかな。やはり、定期的に確認するのが大事かと。

そこから下っていき、天然山葵のポイントを確認。虫食いだらけだったけど辛うじてのこっている。これから春先にかけては新しい葉がでてくることだろう。

さらに下がって、ゼンマイの谷と名付けた所を通る。まだ、完全に枯れてはいないが、株が大きくなっていることが確認できた。
更に谷間の沢沿いに芹の群生があり、此方も、定植してから2年程で、大きく、群生を広げている。

更に一段下った沢沿いには、西洋辛子菜、、、クレソンの群落が広がっている。

一旦拠点まで下りてから、コンロに薪を足してから、下流方面に向かう。砂防工事したポイントに到ると山うどの小株があるが、他は全て無くなっているので、来年度は此処に、コゴミとウルイを定植するかと心にメモをしておく事に。

更に下り、入口付近の竹藪を点検。まぁ、この時期はなにもなく。。。

で、拠点のベース地に戻る。
8時ちょい過ぎだったので、地主様に連絡して、畑に向かう事に。

畑に着くと、嬉しいことに地主様が向かえてくれた。大分回復しているようで、元気な姿をみてホッとしたってところかな。

麦も、順調に育っているので、世間話をしながら、麦踏みを開始する。
農家さん受け売りの効能を説明しながらひたすらに麦を踏んでいく。踏みにじるのではなく、踏み潰す感じで。そりゃもう、丹念に、これでもか!ってくらいに踏むのだけど、、、、相当疲れる。ゼーハー言いながらも、なんとか終えると、地主様と一緒に敷地内の見回りに。今の時期だと柚子や銀杏が鈴なりだったり、今年は不作だったけど、柿もちらほらと有ったり、と、秋の恵みがたんまりある。
ぐるっと廻って来たところで、1人目のメンバーjoeが到着。洒落た呼び名ですが、コテコテの日本人である。
3名が濡れ縁で世間話をしていると、奥さまがコーヒーを淹れてきてくれたのでそいつを啜りながら、話を咲かせる。
そうこうしていると、2人目であるF氏の到着時刻が近づいてきたので、ぱなけあ。は最寄の新幹線駅まで迎えにでた。
地主様の所から駅までは凡そ20分位の所にある。まぁ、いなか道の20分なので、距離的には結構ある。。。
ちょい早く着いたので、辺りを観察しながら待つことにする。
・・・・・それにつけても、広い駅なのだけど、お店も無けりゃ、人もいない。広大な無料駐車場と、広いロータリーがあるだけ。
ぶらぶらしているところにF氏が出てきた。この方、社会的には結構高い所にいる人なのだけど、山と焚き火と酒をこよなく愛しているってことでプロジェクトに参画頂くようになった。最近はコロナの影響でなかなか山に入れないので、まちなかでの火遊びを夜な夜なしているらしい。

ピックアップして、地主様宅に戻る。
戻ってくると、早速、F氏とjoe、地主様とで、挨拶、世間話を始めたようで。
ぱなけあ。はというと、丁度地主様の親戚の方と、プロ農家のM氏も、庭先に来ていて話し込んでおり、そちらに混じって、麦の話やら狩の話やらをして、暫くしたところで、ロードキルされたタヌキの話をしたところで、M氏がいそいそと、タヌキを引き上げ?片付けに向かった。
そんな感じて自然解散となり、地主様もご夫婦で夜会に参加頂ける旨の確認がとれたところで、段取りのため、joe、F氏、ぱなけあ。の3名は急ぎ拠点に戻る事とした。

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