Diary 2017. 10
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10月9日(月)   オイルハント2

今回は榧(カヤ)の実採取について。
大体、9月下旬から、実が熟れて地面に落ちるのでそこを拾い集めます。
榧の木が近所に見つからない場合、社寺仏閣に行ってみると、結構
植わっている事が多い。由来はわからないけど、固くて鋭い葉や、
芳香が、邪気を祓うとかかな。

榧の実は、深い緑色ですが、完熟して落ちてきたものだと、軽く潰だけで、
果皮が真中から裂けてきれいな薄茶色の堅実がつるんとでてきます。
果皮にも相当なヤニが有るらしく、素手で果皮を剥いていくと、ベットベトに
なって黒ずんできます。肌の弱い人だとあれちゃうかもですね。

堅実もこのまま洗って干しただけだと、相当アクが強く、殻の内側にある
薄皮もそうとう渋いので、ちゃんとアク抜きを行わないといけません。
実を洗った後、たっぷりの灰をペースト状にし、そこに沈めて役2週間程
漬け込むと上手くアクを抜く事ができます。
その後、灰を良く洗って、カラカラに干せば下処理が完了。

この時点で、殻がコゲコゲになるまで、良く煎ってから、殻を剥けば、
薄皮もうまく剥けてそのまま美味しく頂ける。すっきり系のナッツって感じかな。
又、この実を砕いて飴に練り込むと山梨の名産?榧飴になるし、大量に入れるとアーモンド
スカッチみたいにも。

んで、搾油をする場合は、さらに水分量を下げるように乾燥をすすめる。
こちらもツバキ同様外殻を外した後、軽く蒸してから、圧搾する。
神事の灯油にしたり、食用にしたり。けっこう貴重なオイルなのか、
市販している油の中では、一番高額なのではなかろうか?

・・・今年は搾油するほども取れなかったので、素直に煎ってつまみにしようかね。


10月16日(月)   冬支度

この時期になると、冬を迎えるための準備に奔走することが多いです。
この間も、薪ストーブの煙突掃除を行なったり、猟場を探しに歩き回ったり。
この冬は、新たな猟場として、知り合いの住む山の周りを拠点とするつもり
なので、入念に通い住めて狩れそうなルートを見出す必要がありそうですので。

先週末も知り合い宅にお邪魔して、山歩きと河原歩き。そこそこいい感じの
所も特定できたので次回は、段取りかね。

また、この時期の年中行事では、柿酢の仕込みにはいるんだけど、婆様の庭の
柿が不作で・・・・どうしようかと途方にくれていた所、知人宅の庭にある柿が
鈴なりでして。事情を話した所気持ちよく、コンテナ1杯程わけて頂きました。

日曜の朝っぱら、柿をたんともいでから、帰りしなに再度山の状態を確認しながら
帰路につきました。

ルートとしては、安中を経由して、妙義山〜下仁田〜南牧村〜秩父〜名栗〜青梅〜って感じに
しました。普段バイクだとあんまり気にならなかったけど、車だと、じつは結構距離がかさみ
時間もかかる事がわかりました。。。そして車だと大して気持ちよくない。。。
まぁ、信号がほとんど無く、ほぼノンストップで青梅までいけるのは良かったですが。

それでもお昼すぎには無事帰宅ができ、早速頂いた柿で仕込みをしました。
これでこの時期にできる支度は全て整った感じです。
来週からは、猟場の段取りを進めていきます。しばらくは土方作業が続きそうだなぁ。


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