時は2010年晩秋、懇意にしているバイク屋さんの中で、スピンオフ企画として、 チャリ部が結成されました。組織的には、メイン部員が私を含めて4人、隠れ部員が1人、 特別顧問が1人の計6人となりました。 この時、私のチャリンコは、折りたたみ式のマウンテンバイク(4代目轟天号)でした。 (自家用自転車は全て轟天号と命名しています) 初回のチャリ行では、多摩湖、狭山湖周遊と、林道、あわせて20Km程度のコースでして メイン部員3人で行ってきたのですが、何の問題もなく快調に走ることができたんです。 その後、その年は、特にチャリ部の活動もなく暮れていきまして、明けて 2011年1月。とりあえずチャリ部として何処か行ってみようということに なり、そんなら、川沿いを下って海まで!って事に。野川→多摩川→東京湾 のコースをチョイスしました。まぁ、最初は何ちゃないと思っていたのですが、 その認識が甘かったんですね。 当日、往路は、それなりに走れたのですが、復路にいたっては、相当キツくなっており、 最後の20Kmぐらいは泣きを入れたい位でして・・・。 脚は上がらない、ペダルは踏めない、しかも上り勾配。まぁ、それまでチャリで100Kmもの ツーリングなんてしたこともなかったので仕方がないのでしょうが、それにしても本当に 辛かったんですよ。 今にして思えば、4代目轟天号は、前後にサスが付いていて、そのサスが 実は、ペダルからの勢いを吸収しちゃっていたんですよね。。。しかも、車輪も小さくて タイヤはブロックパターン。。悪路を走行する自転車でツーリングに行っちゃって いたって訳です。 で、ようやっと帰り着いたのですが、もう脚が動きません。玄関の段差すら上がるのに 一苦労で。体が相当冷えていたのでお風呂に入ろうとしたのですが、なんと腕もあがらず… 服が思うように脱げないんです(アセアセ なんとか、お風呂に入ることが出来て程よく温まったのですが、浴槽を出ようとすると 体が持ち上がりません…お湯に浸かっている間は浮力も働いていたため、ある程度動けた のですが、お湯から出ようとするとその瞬間から浮力がなくなり、そこから立ち上がれない 状態でして。。。 仕方なく、浴槽のお湯を抜いてしばらく体を重力になじませてから お風呂を出ることに成功したわけです。・・・でもお湯を抜くときはちょっと、マジンガーZ チックでなんか、恰好いいな!なんて思ってみたりしました。 その後、寝床がある2階に上がるのに、よつんばいで、10分位かけて登りました。 で、この時、周りに迷惑をかけられないからクロスバイクを買おう!!って心に誓った のでありました。 時間はちょっと進んで、2011年3月。辺りがそろそろと春めいてきた頃、 ルイガノのRSRVを5代目轟天号として購入しました。今までサス付きのチャリだった ため、最初のうちは、ダイレクトに伝わってくる振動がそうとう気になりましたが、 それ以外の部分では、軽いし、ぐいぐい進むし、速い。。。と、目からウロコの落ちる 感覚ってんですかね。この時から、チャリンコに対するスタンスが変わってきたのかな と思います。 さて、高性能チャリを買ったからには使ってみたいと思うのが人情ってものですが、 しばらく時間が取れず、結局、2011年のゴールデンウィークにようやっと、 試ツーリングに行くことができました。コースは、新宿→皇居→浅草→スカイツリー→荒川を 上って帰ってくるという距離的には100Km程度で、年初のツーリングと同程度でした。 で、前回の事もあるので、時間的に夕方まで取っておいたんですが、4代目とは比べ物 にならない位の走行性でして。。 早朝にでて、ほうぼう回った上で帰ってきたのですが、お昼すぎには到着してしまいました。 そして、前回は、体がバラバラになりそうなほどの疲労があったんですが、一切疲労もなし。 翌日以降に筋肉痛になることもありませんでした。 こんな感じで、ちゃりの手軽さ、楽しさっていう魅力を見出してしまった事で 今のような私が誕生したんだろうと思います。 |